レインボー+のリリース日について、「少なくとも2023年2月2日以前にはリリースされない」と明確な発言がYawnからありましたね。本記事では、この2月2日が何を意味するのか、そして実際いつ頃リリースされるのかについて考察します。
図解
FSL運営は、STEPN経済圏だけでなくマクロ経済圏を分析して開発スケジュールを組んでいます。この両方に着目してGMTアーニングに関する事柄を整理すると以下の図のようになります。
以降、主要なポイントについて解説します。
解説
GMTアーニングの開始時期が決定された背景
まず、GMTアーニングの開始時期が決定された背景から見ていきます。これは二つの理由があります。
- Presale向けのGMTアンロックが2023年3月から開始されるので、それに先駆けて約半年はユーザーにGMTアーニングによる稼ぐ体験を提供したかった。
- マクロ経済の分析から、年末にかけて外部環境が良くなるという予想があった。
前者のソースは以下の記事に書いてあります。
後者のソースは以下のYawnのツイートです。
次項以降もそうですが、運営の判断には常に「STEPN経済圏」と「マクロ経済圏」の2つの視点があり、エコシステムに関しては後者の影響も非常に大きいです。
レインボースニーカーの早期リリースが決定された背景
前項の背景より、当初計画では「クラシックプールは約半年継続する」計画であったことが推測できます。が、実際にはGMTアーニングの開始から2週間後にレインボースニーカーが実装されたことで多くのユーザーの失望を買いました。
この理由も前項のブログ記事とツイートに書かれているとおりですが、「当初の予想よりも市場が強くなく、GMTのユースケースが不十分なままクラシックプールを長期継続すると下げ相場に突入してしまう」ことが主要因です。これをカバーするための1つめの対処策がレインボースニーカーの実装というわけです。
ここでも運営の判断基準にマクロ経済圏が強く作用していることが伺えるかと思います。
レインボー+は最低4週間リリースしない発言とその背景
そんな中、Discordでのユーザーからの質問に対し、「レインボー+は最低4週間はリリースしない」といった発言をしています。
実際のやり取りは以下の記事に書いてあります。
これはおそらく、11月2日のFOMCによる政策金利の動向を意識した発言でないかと予想します。
その根拠として、同じくDiscordでのユーザーからの質問に答える形で、次のような発言をしています。(政治的な色合いも強く、当時はあえてブログに転載しませんでした。)
※MOOAR公表前の話の流れで
要起飞了吗
(意訳)ぶち上げますか?
熊市不敢想起飞的事
(意訳)ベアマーケットではぶち上げようと思わない。
你的判断熊市还要多久啊
(意訳)ベアマーケットはどのくらい続くと思う?
中国不开工,俄罗斯接着打。一个让商品价格下不来,一个让能源价格下不来。美国的通胀就没法解决,通胀加息一停就要爆,不停的话核动力印钱的国债谁来买。 所以这玩意短期没解,现在看的就是美国逼欧洲交出自己的制造业和产业工人移民,日本不加息被躺着薅。啥时候美国能通过工业降低成本来抑制通胀这事才算完。
(意訳)中国やロシアの問題により、物価やエネルギーが高騰している。アメリカのインフレは解決できない。利上げを止めるとインフレが爆発するが、利上げを止めないと誰が国債を買うのか。なのでこの問題は短期的には解決策がない。アメリカはヨーロッパに移民を引き渡し、日本は利上げせずに横になっている。アメリカが産業を通じてコストを削減し、インフレを抑制できるようになったらようやく終わる。
つまりYawnはこの時点で、「STEPN経済圏に大きな影響を与えるベアマーケットは短期的には解決できず、アメリカの政策金利の利上げが収まってインフレが抑制されるまで続くものだ」と解釈していることが分かります。
2月2日以前にはレインボー+はリリースしない発言とその背景
そして先日の「2023年2月2日以前にはレインボー+はリリースしない」の発言に繋がります。
このあまりに具体的な「2月2日」に何の意味があるのかSTEPN経済圏とマクロ経済圏のイベントの両方から考察した結果ですが、ここまで読んでいただいたら分かるとおり2月1日のFOMCに焦点が当たっている可能性が非常に高いと考えます。
なお12月14日にもFOMCが開催予定ですが、そこでの分析結果はもう織り込み済みということでしょう。
結局いつレインボー+はリリースされるのか(予想)
以下どちらかになる可能性が高いと考えます。
- 2月2日のFOMCによる政策金利がFSL運営にとって現状維持可能な水準であった場合、次回以降のFOMCまでリリースされない。
- 2月2日のFOMCによる政策金利がFSL運営にとって現状維持不可能な水準であった場合、2月2日以降にすぐさまリリースされる。
ちなみにレインボー+の画像データはすでにサーバーにアップロード済みです。メカニズムもレインボースニーカーと変わらないはずなので、決定から実装までのリードタイムはほとんどない(FOMC終了後にSoonで本当にすぐ来る)と考えられます。画像データとアプリ内パラメータをご覧になりたい方は、有料で恐縮ですが以下の記事を御覧ください。
まとめ
本記事のまとめです。
- 運営は「STEPN経済圏」と「マクロ経済圏」の2つの視点を持っており、エコシステムに関しては後者の影響が大きい。
- レインボースニーカーはマクロ経済圏の影響を受けて早期リリースされた。
- 運営はベアマーケットの長期化を見込んでおり、それはアメリカの政策金利に依存すると考えている。
- 2月1日のFOMCに焦点が当たっている可能性が高い。
- レインボー+のリリースは来年のFOMCごとに判断される可能性が高い。
以上です。楽しいGMTアーニングライフを!