STEPNの本命、GMTアーニングが開始されましたね。今まではGSTアーニングしか実装されておらず、片輪走行のようなエコシステムになっていましたが、GMTアーニングが実装されることでようやく完成形に近づくと言えるでしょう。
本記事では、ちょっと複雑なGMTアーニングの仕組みについてザクッと解説していきます。
図解
早速ですが、図解です。英訳版も載せておきますね。
簡単に説明します。
※シャーデンフロイデプールは再設計中になっているので、解説は省きます。
GMTの配布計画
まず、GMTはGSTと違って発行上限があるトークンであることを理解する必要があります。
GSTは発行上限がないトークンのため、各プレイヤーがそれぞれ独立した報酬を得ることができました。
一方、GMTは発行上限が60億と決まっています。
このうち、Move and Earnによって獲得できる数量は30%です。
また、配布数量はビットコインと似たメカニズムが取り入れられており、「GMT獲得開始日からちょうど2年後にGMTの排出量が半分になる」という仕組みになっています。2年目以降にどうなるかは明らかになっていませんが、「配布数は2年間固定で、2年後に半減してそこから徐々に減少していく」と思っておけばOKかと思います。
日ごとの配布数に置き換えると、以下のようなグラフになります。
さて、ではこの配布されるGMTはどのようにプレイヤーに配分されるのでしょうか。
GMTはプールから取り合う仕組み
配布されるGMTは、日ごとにアンロックされて「プール」という入れ物に入ります。
Classic、Rainbow、Rainbow Plusという3つのプールがあり、これらはClassicから順に段階的に開放されます。各プールに配分されるGMTの比率は上の図のとおりです。
そしてここがややこしいのですが、このプールに入ったGMTを、同時刻にGMTを稼いでいる人同士で取り合うという仕組みになっています。1分区切りでGMTを稼いでいる人数がカウントされ、その人数に応じてGMTがシェアされるイメージです。
この仕組みによって、同時刻にGMTを稼いでいる人がいなそうな時間帯に歩くという新しい戦略が登場します。ただしライバルは世界中にいるので、この辺は手探りで探していくことになると思います。
最後に、GMTを掘れる靴とジェムについてです。
GMTを掘れる靴とジェム
GMTを掘れる靴は、大きく分けて「レベル30のクラシックスニーカー(従来のスニーカー)」と「レインボースニーカー」に分類されます。
クラシックスニーカーは、従来の普通のスニーカーです。レベル30になるとGSTを掘るかGMTを掘るか選択できるようになり、GMTを選択するとクラシックプールに割り当てられます。
また、Comfort属性が高いほどGMTの獲得量は多くなります。よって、属性値とComfortジェムが重要になってくるでしょう。
レインボースニーカーは、GMTアーニングに合わせて実装される新しいスニーカーです。「レインボースニーカー」「レインボープラススニーカー」「レインボーインフィニティスニーカー」の3種類があり、それぞれ「レインボープール」「レインボープラスプール」「シャーデンフロイデプール」に割り当てられます。レインボースニーカーは、エンハンスによって稀に入手可能です。
また、レインボースニーカーには、「レインボーパワー」と「HP」の2つの属性しか存在しません。レインボーパワーが高いほどGMTの獲得量は多くなります。レインボーパワーを強化するには、新たに実装される「レインボージェム」を装着する必要があります。レインボージェムは、ジェムアップグレードによって稀に入手可能です。
詳細な仕様は、公式のWhitePaperをご確認ください。
まとめ
本記事のまとめです。
- GMTの配布量は2年間固定。2年後に半減する。それ以降は徐々に減少していくと思われる。
- 日ごとにGMTがアンロックされ、3つのプールに格納される。3つのプールは段階的に開放される。
- プールに入ったGMTを、同時刻に歩いている人全員で取り合う。
- GMTが掘れるのは、レベル30のクラシックスニーカーと、レインボースニーカー各種。重要なのはComfortとレインボーパワー。
- レインボースニーカーはエンハンスで入手可能。レインボージェムはジェムアップグレードで入手可能。
以上です。楽しいGMTアーニングライフを!